飯岡石はいつつくられたか ②最古期と古期の飯岡石
 
図1 最古期と古期の飯岡石形成のイメージ
 最古期の飯岡石は陸上の風化浸食によって形成されたと
 考えられるが、下末吉海進時にこの浸食面(地表面)は失われた。
 そして下末吉海進時の波浪浸食面上に、最古期と古期の
 飯岡石が残留物として堆積した。
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図2 現在の波浪浸食面と残留物
 縄文海進以降、海食が進行し、飯岡石が形成された。
 下末吉海進時にもこのような光景が広がっていたと考えられる。
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図3 観察場所
 飯岡石のもとになった層状コンクリーションは図のような範囲に
 分布する。層準としては、小浜層中のテフラOb4~Ob6に
 相当する。最古期と古期の飯岡石は磯見川以東に多く、西側
 には少ない。
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図4 A地点-1
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図5 A地点-2
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図6 A地点-3
 礫はよく円磨され、穿孔貝の生痕がある。一部破断している。
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図7 A地点-4
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図8 A地点-5 崖直下の転石(上下逆)
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図9 B地点-1
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図10 B地点-2
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図11 B地点-3
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図12 B地点-4
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図13 B地点-5
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図14 B地点-6
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図15 B地点-7 穿孔貝
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図16 B地点-8 風化変質層の厚い礫
 最古期の飯岡石の可能性がある(?)。
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図17 B地点-9 非常に風化が進んでいる。
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図18 B地点-10 犬吠層群の風化礫
 下末吉海進時に形成された犬吠層群の泥岩礫が、飯岡石と
 同じように残留物として堆積した。風化が進んでいて非常に
 もろい。
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図19 C地点-1 ここでは崩落が頻発する。
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図20 C地点-2
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図21 C地点-3
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図22 C地点-4
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図23 C地点-5
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