磯見川

修二さんの銚子ジオ散歩(137) 波と戦う(磯見川河口護岸工事)


  波と戦う_磯見川河口 護岸工事
                       
 1.観察場所
                                                           
銚子ジオ散歩137図①
 < 図1.観察場所
 
 
図2
押し寄せる波 
                                                                  
銚子ジオ散歩137図②Ed
                         < 図2.押寄せる波 
 
 3.砕ける波 (1)
                                                              
 
銚子ジオ散歩137図③Ed
  < 図3.砕ける波(1)

 4.砕ける波 (2)

銚子ジオ散歩137図④Ed
 
 
< 図4.砕ける波(2)
 


 図5.工事現場
                          
                            
銚子ジオ散歩137図⑤Ed
< 図5.工事現場
 
 

  文責&画像提供 : 伊藤 修二

  編集&ブログ登録 : 銚子ジオパーク推進市民の会』 HP&ブログ担当(伊藤 小糸)
 

修二さんの銚子ジオ散歩(96)台地上の水系と分水界


 台地上の水系と分水界

 
図1台地上の水系と分水界(1)     

銚子ジオ散歩96図①
< 図1.台地上の水系と分水界(1)

 
 
図2
台地上の水系と分水界(2)
 
銚子ジオ散歩96図②
< 図2.
台地上の水系と分水界(2) 
> 


  
図3.屛風ヶ浦付近の分水界
                 
                        
銚子ジオ散歩96図③
 < 図3.屛風ヶ浦付近の分水界

 
 
図4磯見川河口付近

銚子ジオ散歩96図④
  < 図4.
磯見川河口付近 
 


 
図5.磯見川の河口
 
        
      
磯見川の両岸には河成段丘が形成されている。(2014年11月撮影)

銚子ジオ散歩96図⑤
                         < 図5.
磯見川の河口 



 
図6.滝                        
                       
銚子ジオ散歩96図⑥
                                
< 図6.
 


 
図7.大谷津団地の南
 
        
    
 谷はすべて利根川に向かっており、海食によって上流部を欠くので、涸れ谷(風隙)になっている。
 
銚子ジオ散歩96図⑦
< 図7.
大谷津団地の南 



 
図8涸れ谷(風隙)の例 1

        
      
 谷の底部には腐植が形成されている。
 
銚子ジオ散歩96図⑧
< 図8.
涸れ谷(風隙)の例 1 



 
図9涸れ谷(風隙)の例 2

        
      
 涸れ谷の底部は腐植質の砂層で、その上に風成層が重なる。
 
銚子ジオ散歩96図⑨
                      < 図9.
涸れ谷(風隙)の例 2 


 
  文責&画像提供 : 伊藤 修二

  編集&ブログ登録 : 銚子ジオパーク推進市民の会』 HP&ブログ担当(伊藤 小糸)
 

銚子ジオ散歩(番外)「磯見川の泥炭」への質問と回答

 『銚子ジオ散歩(9)磯見川の泥炭』の中で、磯見川の泥炭の記述について、「”見事な泥炭”の”見事”とはどういう意味か?」というご質問を頂戴しました。説明が不十分な部分がありましたので、以下に補足します。
 
「泥炭」と「腐植」の違い

 まず、「泥炭」と「腐植」の違いについて、個人的な理解を説明します。
 
 植物が湿地に堆積し、微生物の活動が不活発な嫌気性の環境下で、あまり分解されずに残ったものが泥炭で、植物繊維が残っています。ですから、泥炭は高緯度地方や高山で形成されやすいことになります。もちろん、条件がそろえば、温暖地でも形成されます(堆積速度>分解速度のとき)。
 それに対し、腐植は、植物が微生物によって分解され、複雑な有機物に変化したもので、植物繊維は残っていません。以前、園芸用の腐葉土を数年間使わずに放置したら、葉が分解されて粉末状になっていました。これは、微生物の働きで植物繊維が分解したためと考えられます。
 
 このように、個人的には、「泥炭」と「腐植」は植物繊維の有無で判断しています。両者の中間的なものもあります。
 
◆ 「見事」の意味

 次に、「見事」の意味を説明します。比較のために、磯見川と大谷津の露頭の写真を示します。

▼ 図1・図2 磯見川の露頭

●  植物繊維が残っている。
●  波によって削られるので、新鮮な面が露出している。
●  鉛直断面と水平断面が出ていて、観察しやすい。
 
磯見川の露頭1
< 図1.水平断面の露頭_磯見川1 > 
 
磯見川の露頭2
< 図2.鉛直断面の露頭_磯見川2 >
 
▼ 図3 大谷津の露頭
 
●  殆ど腐植である。少し泥炭質の部分もある。
●  露頭の表面はやや風化し、崩落土や植物で被われている。

大谷津の露頭
< 図3.腐植の中に、一部、泥炭質が混じる露頭_大谷津 >
 
 これらの違いに加え、銚子ジオパークでは、腐植は台地のどこでも観察できますが、泥炭は磯見川だけのようです(利根川沿いには泥炭があるかも知れません)。
 以上のようなことから、磯見川の泥炭は「見事」と表現した訳です。
 
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