銚子ジオ散歩(9)磯見川の泥炭

▼ 見学の注意

 磯見川(屛風ヶ浦の南西端に位置する刑部岬の、やや手前)の河口には、車数台分の駐車スペースはありますが、その入り口は狭く、普通乗用車がぎりぎり通れるくらいの幅です。

▼ 露頭の位置
 
New磯見川の泥炭1
< 図1.露頭の位置_Google 航空写真 >

▼ 泥炭層の観察
 
New磯見川の泥炭2
 < 図2露頭の傍に近づく >

▼ 見事な泥炭
 
New磯見川の泥炭3
 
< 図3見事な泥炭 >
 
【注意事項】 
ここは屛風ヶ浦の先端部に近いので、
訪問される方は、
高波に注意が必要です。
        足元も滑りやすいので、基本的には、野外活動に習熟した方とご一緒して下さい。 
 

銚子ジオ散歩(8)屏風ヶ浦の崩落のいろいろ_2.崩落のまとめ

 崩落のまとめ
 
 個人的な印象をもとに、いろいろな崩落の例を紹介しましたが、これらの分布と犬吠層群の岩相との関係を考えてみます。
 
 まず、崩落型の分布をみます。乏しい観察ですが、大雑把に次のようになるようです。
 (1) 断層型 : 名洗周辺から大谷津 ← 多い 
 (2) 板状剥離型 : 大谷津から飯岡 ← 多い
 (3) 鉛直クラック型 : 大谷津から三崎 ← 少ない
 (4) 小クラック型 : 大谷津付近だけ? ← 少ない
 
 これらの中で、断層型と板状剥離型が多いので、崩落の主因だと考えられます。
 一方、犬吠層群の岩相は東部(名洗)から西部(飯岡)にかけて、砂岩~砂泥互層~泥岩と変化します。
 従って、砂岩地域には断層型が、また、泥岩地域には板状剥離型が分布することになります。
 この理由として、砂岩はもろいので変形する際には断層をつくりますが、泥岩は塑性変形するので断層はできにくく、崩落も断層型以外の型で起こるためだろうと考えられます。
 このように、屏風ヶ浦の崩落は、犬吠層群の岩相によって規制されている可能性があります。
 もちろん、気象条件、波浪の状況、崖の高さ、大地の変動なども考慮しなくてはなりませんが、敢えて崩落と岩相の関係をまとめれば、次のようになります。

屛風ヶ浦_崩落分類
< 図8 屏風ヶ浦の崩落の分類 >
 

銚子ジオ散歩(8)屏風ヶ浦の崩落のいろいろ_1.崩落の観察

 崩落の観察

 屏風ヶ浦の崩落のしくみは、複雑で素人にはよく分かりませんが、外見的にはいろいろな型がありそうです。
 不十分な観察ですが、以下に紹介します。名称は印象から付けました。
 
(1)  断層型 (図1・図2) 
 これは、断層が滑り面となって起こる崩落です。
 図1は、コップを半分にしたような形で、崩落が起きています。

屛風ヶ浦_崩落図1
< 図1. 名洗遊歩道の中間 >

 図2は、東傾斜の大きな断層に沿って、崩落が起きています。
 この断層とペアになる断層があると面白いのですが、よく分かりません。

屛風ヶ浦_崩落図2
 < 図2. 大谷津の南_1>
 
(2)  板状剥離型 (図3~図5)
 図3~図5は、崖面に平行に板が剥がれるように崩落する型です。

 大谷津の南2
< 図3. 大谷津の南_2 >

図3の拡大
< 図4. 図3の拡大 > 

 は、中央部と、左右両側に板状剥離型が見えます。

飯岡灯台下
  < 図5. 飯岡灯台下 >

(3)  鉛直クラック型 (図6) 
 泥岩中の鉛直方向のクラックが目立つ崩落です。泥岩中のクラックは、個人的には乾裂のようなものだと考えていたのですが、土圧によるものかも知れません。崖の膨らみが気になります。
 図6の左の奥に、板状剥離型が見えます。

特別支援学校の南
< 図6. 特別支援学校の南 >

(4)  小クラック型 (図7の下半分の白っぽい部分)
 この型は崖の面がガサガサしたような外見を示し、よく分からないのですが、次のような印象を受けます。砂泥互層中の泥岩部分のクラックによって小さなブロックができ、そのブロックが少しずつ落下して全体の崩落が進むのではないでしょうか。
 写真の上部の褐色部は香取層です。

大谷津の南3
< 図7. 大谷津の南_3 > 
 
【注意事項】 
ここを
訪問される方は、
高波に注意が必要です。
        足元も滑りやすいので、基本的には、野外活動に習熟した方とご一緒して下さい。

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